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「つかう責任」について考える

[この記事は、壱岐ライターズクラブ鬼凧のメンバーMARさんによる取材記事です。]

家庭で出来る環境への取り組みのひとつに「ゴミを減らす」ことがあげられます。これはSDGsの「目標12.つくる責任 つかう責任」「目標14.海の豊かさを守る」にもつながります。

ゴミを減らすと単純にいっても、どんなことをすればよいでしょう?

例えば、小さくなった子ども服。

お下がりをあげられる子が周りにいないからと捨てる前に、もう一度考えてみてください。袖が短くなって長袖として着られなくなってしまったら、いっそのこと半袖にしてしまったり、トップスにスカートを接いでワンピースにしたりとちょっとした工夫でまた着られることもあります。

小さなぬいぐるみやヘアゴムなどの小物にリメイクすると、また長く使えそう。子ども服だけでなく、大人の服でも同じです。

手芸が苦手という方は、リサイクルショップへ持ち込んだり、発展途上国へ寄付を行う団体へ送ったりする手もあります。

汚れがひどくてリサイクルや寄付するのも忍びない、というときは雑巾として最後にひと仕事してもらいましょう。

私は裁縫が趣味なので、自分のワンピースや浴衣を姪っ子用にリメイクしたことも。とくに着物は糸をほどくと一枚の布地に戻ります。

昔はその布地を洗い張りして仕立て直したり、子どもの着物やおしめにも使ったりと、再利用することを前提とされてきました。日本では古くから物を大事に使う精神が根付いていたことが分かります。

また、大量生産された安価なものは簡単に捨ててしまいがちですが、質のよいものだと修理しながら大事に使いたくなりませんか?

例えば、メンテナンスをすれば何十年と世代を超えて使うこともできる本革の鞄。親から子へ、子から孫へと何世代も超えて使ううちに、「モノ」だけでなくその「思い出」も消えることなく残ることでしょう。

モノを「消費する」のではなく、長く大事に使い役目を終えるまで「使い切る」とイメージすると分かりやすいでしょうか?

ただし、周りにモノが溢れていると一つひとつを使い切ることまで頭が回りません。やはり、購入する際に厳選することも大事です。

モノを大切にする習慣が身に付くと、不要な買い物をしなくなります。実は、これが一番ゴミを増やさない極意ではないでしょうか。

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