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「買い物で意識するSDGs」

[この記事は、壱岐ライターズクラブ鬼凧のメンバーMARさんによる取材記事です。]

日々使う食料品や日用品、皆さんは何を意識して購入しますか?

普段の何気ない買い物の意識を変えるだけでCO2削減や環境改善につながるとしたら、SDGsをもっと身近に感じるかもしれません。

壱岐島の高校生がSDGsに関するプログラムで考えたアイデアのひとつに、「賞味期限の近い商品を買って食品ロス(食品の廃棄)を減らす」というものがありました。

当日の晩御飯に使う食品であれば、賞味期限が当日でも問題はないはずです。また冷凍できる食品であれば、購入してすぐ冷凍し、調理する際に解凍して使うこともできますね。(最近は冷凍テクニックを使って作り置きを紹介しているサイトもあります)

地元産の野菜を進んで購入している方もいるのではないでしょうか。実は「地産地消」もSDGsにつながっています。まず輸送によって排出されるCO2の削減。また長距離輸送する必要がないので過剰な農薬も使わずにすみます。

これは環境にもよいことですね。旬の食材、地元で採れた食材を使うことは、栄養学的に見ても理にかなっているといわれています。

例えば、きゅうりやゴーヤーなどの夏野菜は身体を冷やしてくれます。ゴーヤーといえば産地として沖縄が思い浮かびますが、それも納得です。

もちろん全ての食品を地産地消でまかなうことは難しいですが、できるだけ地元で作られた食品を選べば、生産者の収入も安定し、農業の継続も可能になるため安定した供給が可能となるのではないかと思います。

これはSDGsのゴールの一つ「8.働きがいも経済成長も」につながります。

また、洗剤などの日用品を購入する際、環境によい商品を選ぶというのもひとつ。洗剤に含まれる界面活性剤などの添加物は、自然の生態系に悪影響を及ぼす恐れがある化学物質に指定されているものもあります。

そういった添加物が使用されていない洗剤を使うことは、環境を守ることにつながります。

洗剤の原料であるパーム油にしても、その生産国ではプランテーションを広げるため熱帯雨林の伐採が行われたりと、深刻な環境問題が挙げられます。

企業によっては売上の一部を現地の環境保全に使用している企業もあるので、そういった商品を選ぶのもいいかもしれません。

パーム油については日本も国として環境保全・現地の生産者支援を含めた取り組みを行っています。政府が認めた「環境に配慮したパーム油」を使用した製品には、ヤシの木が特徴のRSPOマークが付いています。買い物の際にはこの認証マークを目印にしてみましょう。

環境によい商品は、余計なものが添加されていない分、身体にも優しいものが多い気がします。自宅で実際に使ってみると、手荒れや娘のアトピーが改善されるなど、嬉しいオマケが・・・!(個人の感想です)

洗浄成分はやや落ちるかもしれませんが、食器を洗う前に汚れを古紙で拭き取ったり、汚れがひどいときには洗濯の前に予洗いをしておけば、とくに気になりません。環境にもよく健康にもよいなんて一石二鳥ですね。

もちろんお買い物の際にはエコバッグを忘れずに!

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