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【特集記事】iSP!2019@IKI 上村真珠編-後編-

※この記事は、壱岐ライターズクラブ鬼凧のメンバー「ぴあにゃん」さんによる取材記事です。

Bチーム「ジェントルマン」のアイデア発表

8月4日(日)壱岐の島ホールで開催された「壱岐 i.club Summer Program! 2019(以下、iSP!@IKI 2019)」。

壱岐の島ホール中ホールに集まった関係者の前で、かなり緊張している様子がこちらにも伝わっています。 4人の高校生のうち2人は発表会に参加できず、2人の高校生が一生懸命発表する様子を、3人の大学生がしっかりとサポートする姿は、とても頼もしく感じました。

4日間でグループの絆が深まったのでしょう。

若者になかなか馴染みのない真珠を、実際に手に触れる体験を通して、若い人により身近に!というコンセプトで、キャッチコピーは「真珠に神が宿る」。

アイデアは「タッチミー神珠」として、自分だけのオリジナルの真珠を使ったおまもりを作るという発表でした。 アイデアがない場合とある場合をわかりやすく寸劇にして表現してくれました。

アイデアがない場合は、真珠は高いし年配の人が使うものだから、お土産にはウニを買っていこうという観光客の親子を実演しました。 一方、アイデアがある場合は、真珠を自由に触れられて、オリジナルのおまもりを作ることができ、壱岐の神社にもゆかりがあるものになって、お土産に買っていこうと実演していました。 アイデアを実現するためのはじめの一歩は、どの神社のおまもりにするか決める、つまり、真珠のおまもりとコラボしてくれる神社を探すこととしていました。 SDGsとの関係では 9:産業と技術革新の基盤をつくる(9-6)「産業の多様化と商品への付加価値創造」 14:海の豊かさを守ろう(14-7)「2030年までに漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理」 と、提案してくれました。 上村真珠からも、「若い人のアイデアを聞き、もっと若い人に真珠に触れてもらう機会をつくりたい。いいアイデアを有難うございました。」というコメントももらっていました。 メンバーの感想 発表当日不参加でしたが、山本凛さんからは、「最初はよく分からなくてすごく不安でした。活動していく中で、目標を立てて、それに向けてみんなで意見を出していき、とても楽しくなりました。」と、感想をもらいました。 また、東京大学 3年 山西みな美さんからは、次のような感想もいただきました。 「長崎県、壱岐島。 東京から始めてくる九州の中でもまた「離島」という、独自性の詰まった場所で過ごした4日間で、私は「人の住まいとしての街づくり」や「人と地域の関わり」といった、都会では多くのモノが飽和状態であるゆえにあまり問題とされないテーマに取り組むことができ、高校生のメンターとしてだけではなく一個人として今回のプログラムを楽しむことができたと思います。 特に今回自分自身が「イノベーション」に取り組んだ中で感じたのは、自分でも答えが分からないことを高校生に教えることの難しさです。 「答えがない問い」に自分だけではなく他人も巻き込んで考えるためには、一度自分たち大学生で答えを出す必要があるものの、それをそのまま高校生に提示するのでは高校生のためにならない、という難しさがありました。 また、高校生とどうコミュニュケーションを取るのかもとても考えさせられるものがあったと思います。 壱岐と真珠。馴染みのないテーマであったがゆえに特に最初の頃は苦労しましたが、今回のアイディアをもとに今後高校生がどうイノベーションを起こしていくかが楽しみです。 4日間ありがとうございました!」 8月1日のヒアリングの翌日、再度上村真珠さんへのヒアリングに行き、アイデアを絞り込んで8月4日の発表会にチャレンジする高校生と大学生の姿は、3日前よりも、とてもまぶしく映りました。 発表中は、まるで我が子の発表のようにこちらも緊張して、写真を撮るのを忘れてしまう失態をしてしまいましたが、発表が終わりホッとし、慌てて写真を撮ることができました。 終了後、上村真珠さんにもきちんとご挨拶ができ、チームのやる気が伝わりました。今後の展開が益々楽しみです。来年2月23日までに、どんなお守りができるのか、今からワクワクしています。

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