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「壱岐ステラコート太安閣」木下支配人の熱き思い

2019年8月1日、イノベーションサマープログラム(以後ISP)のフィールドワークで向かったのは郷ノ浦港から車で5分の位置にある「壱岐ステラコート太安閣(たいあんかく)」。 長崎県立壱岐商業高等学校の1年生5名・島外在住の大学生2名・スタッフ2名の計9名で伺いました。

到着すると笑顔で出迎えられたのは、同ホテル営業統括支配人の木下隆靖さん。

さっそく鶴の間へ案内いただき、説明が始まりました。はじめに、木下さんの自己紹介から始まり本題へと進みます。

【観光業の弱点】

まず、壱岐市における観光業の弱点である12月~3月の冬シーズンをどうにかしたいと課題を話されました。

また、同シーズンを乗り切るには、島内のホテル・旅館・民宿と壱岐市観光連盟が力を合わせることが大事であること。

さらに、地元の食材にこだわった料理を提供したいので、関係機関と協力体制を築きたいと今後の意気込みを話されました。

食材については、規格外や見た目が悪く廃棄されている野菜をホテルが有効活用することにより、フードロスの減少や農家の収入増に繋がればと、SDGsの視点を交えながら教えていただきました。

壱岐市と福岡県福岡市や佐賀県唐津市との間を就航する高速船やフェリーの便が良く、現在日帰り旅行をする方に向けて1泊してもらえるような仕掛けができればとも考えておられます。

同ホテルの名前にもあるようにステラコートはイタリア語で星空を意味するので、壱岐できれいな星空を見てもらいたいと、熱い思いを語っていただきました。

時間はあっという間に過ぎ、2時間を経過。迎えのバスの関係で、本日のフィールドワークは終了となりました。

【再訪問】

ISPの拠点でもある壱岐テレワークセンターに戻り、説明いただいたことから課題を解決するためのアイデアを出す中で、どうしても聞きたいことがあったので、再度翌日も訪問させていただくよう木下さんとアポをとり、翌日の午前中に伺うことに。

8月2日の朝から聞きたいことのまとめをし、いざ太安閣へ向けて出発。

到着後、ホテルの部屋や食事会場、温泉、岩盤浴、外の散策場所を案内していただきました。

その後、ロビーで木下さんと質疑を行いました。

地方創生といえば、ゆるキャラやB級グルメなどのアイデアを先に作ったら失敗する。

まずは、何がしたいのか、どういう未来を作りたいかを考えると上手くいくということを教えていただきました。

長崎県平戸市出身の木下さんは、壱岐市に来られてまだ4ヵ月。 期間は短いかもしれませんが、平戸市と壱岐市は同じ離島という環境なので、ふるさとと同じ気持ちで壱岐市のことも考えていらっしゃいます。

課題を解決するためのアイデアを残り2日間で考え、8月4日の発表会へ向けてチーム一丸となって作り上げていきます。

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