[この記事は、壱岐ライターズクラブ鬼凧のメンバー「ぴあにゃん」さんによる取材記事です。]
9月25日に郷ノ浦中学校1年C組で実施された「壱岐市SDGs未来都市 中学校環境教育プログラム~住み続けたいまちづくり運動~」第3回のディスカッションに参加してきました。
【今回のテーマ】
・未来の住み続けたい壱岐を想像し、自分たちで住み続けられるまちにするためには、どうしたらよいかを考える。
・自分たちが考える内容を大人に質問することで、大人も真剣に壱岐の未来について考える。
この2つの大きなテーマに対して、郷ノ浦中学校1年生(3クラス)は、1クラス31人、4人1グループの8グループで活動しています。
【これまでの学習と今回の学習】
1.6月5日第1回ワークショップ
2.7月9日第2回ワークショップ
3.夏休み (自由研究) 自分たちが考えた住み続けたい壱岐にするためには、どうすればよいか、大人たちに質問する。
今回は[3]の夏休みの自由研究をフォローアップするために、集めた情報を整理するグループワーク中心の時間でした。
【SDGsの分野に自主的に取り組む生徒たち】
夏休みのヒアリングから時間が経っていて、最初はなかなかワークシートを埋めることができない生徒が多く、講師も困っているようでした。
しかし、講師や先生方のアドバイスで、徐々に調子が上がってきたグループも出てきて、後半は生徒の笑顔が見られるようになっていました。
最初は環境教育だけで考える予定だったそうですが、壱岐の未来を考えたときに、環境教育だけに特化するのではなく、生徒たちの問題意識によって、他のSDGsの分野にも自主的に取り組んでいるそうです。
「若い人は壱岐で自然の良さを伝えることができる」という2030年の目標を立てたグループは、「ふるさとについて知ることができて良かった。」「いつもの学習よりも違う頭を使うのが、おもしろい。」「いつもは黒板を写すだけだけど、自分で考えをまとめるのが楽しい。」と、感想を言ってくれました。
【取材を終えて】
中学生がSDGsの視点で壱岐の未来について真剣に考えている様子を初めて見て、大人ももっと真剣に考えないといけない問題だと、痛感しました。また、できれば中学生と対話する機会があれば良いなとも感じました。
次回から月1回の授業があり、最終的には12月の授業参観で保護者に向けて発表するそうです。
11月にはプレゼンテーションの作成や練習などより具体的な活動が増えて、グループのメンバーも全員が主役になりそうです。今後の展開がとても楽しみなりました。