[この記事は、壱岐ライターズクラブ鬼凧のメンバー「ぴあにゃん」さんによる取材記事です。]
10月15日に郷ノ浦中学校1年A組で実施された「壱岐市SDGs未来都市 中学校環境教育プログラム~住み続けたいまちづくり運動~」第4回ディスカッションに参加してきました。
【パソコンを使った資料作り】
前回から3週間が経ち、いよいよ発表に向けたプレゼンテーションの準備段階に入りました。今回はパワーポイント作成のため授業はいつもの教室ではなく、別棟のパソコン室での作業となります。
まず、授業の最初に全員アンケートを記入します。 毎回記入するアンケート結果をもとに、最終的に生徒の意識がどう変化したのか分析するそうです。
今回のクラスは、パワーポイントで発表資料を作成する班と模造紙にまとめる班として、4班ずつ別室で作業しました。初めてのプレゼンテーション資料作りで50分の授業時間内ではなかなか作業が進まず、先生方が具体的にアドバイスする場面が多くありました。
特にパソコン入力作業が慣れていない生徒が多く、小学校までにほとんど使っていないという現状も見えました。
しかし、講師やスタッフ、先生方のアドバイスで徐々にコツをつかんできたグループは、分担しながら作業をすすめ残りは次回までの宿題となりました。
[SDGsに対する生徒の想い]
「要支援者達が困らずに安全にくらすことができる社会」を2030年の目標に立てたグループは、こんな感想を教えてくれました。
「台風19号が壱岐に来たら、実際どう避難していいかわからないと思う」
「ハザードマップを見て、自分が避難する場所は分かっているが、全員が避難できるかどうか分からない」
「今度の台風で、壱岐の未来のことをより真剣に考えるきっかけになった」
また、パソコンでパワーポイントを作成していた生徒は、「自分たちの考えをみんなで考えてまとめていく作業が楽しかった。最後まで頑張りたい」と授業後に嬉しそうに話してくれました。
【人任せにしないSDGs】
中学生が自分たちの身近な問題をSDGsの視点で真剣に考えている様子を見て、我々大人ももっと真剣に考えて行動する時を迎えているのだと感じました。
11月にはプレゼンテーションの練習リハーサル、12月の授業参観での発表会に向けてゴールを見据えた作業がより具体的になり、生徒も真剣そのものです。
次回までにプレゼンテーションを準備完成させるにはかなり時間がかかりそうですが、次回のリハーサルがとても楽しみになりました。